時制
時制は、時を表すために動詞の形を変えること。
現在、過去、未来に、基本形、完了形、進行形、完了進行形を組み合わせて表すことができる。
| 時制 | 基本形 | 完了形 | 進行形 | 完了進行形 |
|---|---|---|---|---|
| 現在 | give/gives | have/has given | am/is/are giving | have/has been giving |
| 過去 | gave | had given | was/ware giving | had been giving |
| 未来 | wiil give | will have given | will be giving | will have been giving |
現在の基本形を現在形、過去の基本形を過去形、未来の基本形を未来形という。
動詞の変化
現在形、過去形、完了形、進行形、完了進行形で、一般動詞は次のように変化する。
| 分類 | 変化の方法 | 変化前 | 変化後 |
|---|---|---|---|
| 現在形 | 語尾にsを付ける。 | ran | rans |
| 語尾がss、sh、ch、x、oの動詞は、語尾にesを付ける。 | go | goes | |
| 語尾が子音 + yの場合は、yをiに変えてesを付ける。 | study | studies | |
| 過去形 | 語尾にedを付ける。 | play | played |
| 語尾がeの動詞は、語尾にdだけを付ける。 | hope | hoped | |
| 語尾が子音 + yの場合は、yをiに変えてedを付ける。 | study | studied | |
| 語尾が短母音 + 子音の場合は、子音を1つ増やしてedを付ける。 | step | stepped | |
| 進行形 完了進行形 (現在分詞) |
語尾にingを付ける。 | fell | felling |
| 語尾がeの動詞は、eを消してingを付ける。 | use | using | |
| 語尾が短母音 + 子音の場合は、子音を1つ増やしてingを付ける。 | run | running | |
| 完了形 (過去分詞) |
規則変化の場合、過去形と同じ。 | hope | hoped |
| 不規則変化の場合は表を参照。 詳しくはこちら
×
|
break | broke |
現在形は、主語がHe、She、Itの場合にsが付く。現在形でも、主語がI、You、We、Theyの場合はsが付かない。
母音は、a、e、i、o、uのこと。
子音は、母音以外のこと
短母音は、ɪ、ʌ、ǝ、æ、ʊのこと。短く発音する母音のことで、例えばcatのaはæと発音される。
現在形
現在形は、現在の習慣や状態を表すもの。 具体的には、次のようなものを表現する。
- 現在の習慣
He goes to the gym three times a week.(彼は週に3回ジムに通っている。) - 現在の状態
I belong to the cheering group.(私は応援団に所属している。) - 不変の真理や科学的現象
Water boils at 100 degrees celsius.(水は摂氏100℃で沸騰する。) - 確定された未来の予定
電車やバスの時刻、旅行のパンフレットに記載される日程、変更のない予定など。
The train arrives at 10 o’clock.(10時に電車が到着する。)
過去形
過去形は、過去の習慣や状態を表すもの。 具体的には、次のようなものを表現する。
- 過去の状態
He was a student until three years ago.(彼は3年前まで学生だった。) - 過去の動作
She went to the hospital yesterday.(彼女は昨日病院に行った。) - 過去の習慣
We used to go fishing.(私たちは以前はよく釣りに行ったものだ。)
There used to be a store here.(以前はここに商店があった。) - 歴史上の事実
Takeda Shingen destroyed Suwa Yorishige.(武田信玄は諏訪頼重を滅ぼした。)
過去の習慣はwouldでも表すことができる。ただし、「以前はよく…したものだ」はwouldでも表すことができるが、「以前は…だった」はwouldで表すことができない。
未来形
未来形は、未来の習慣や動作を表すもの。 will + 動詞の原形を用いて、次のようなものを表現する。
- 未来の予測
It will be sunny tomorrow.(明日は晴れるだろう。) - その場で決めた行動
If it is hot, I will turn on the cooler.(もし暑ければ、クーラーを点けよう。)
また、be going to + 動詞の原形を用いて、次のようなものを表現する。
- 既に変化が見られる未来の予測
The rain has stopped, so it is going to be sunny soon.
(雨が止んできたので、もうすぐ晴れるだろう。) - 既に決めた行動
It is hot, so I am going to turn on the cooler now.(暑いので、これからクーラーを点ける。)
will + 動詞の原形より、be going to + 動詞の原形の方が確定度が高い。
will + 動詞の原形より、be going to + 動詞の原形の方が感情的な表現になる。
will + 動詞の原形は客観的、be going to + 動詞の原形は主観的な表現になる。
時制の一致
文章の中心になる部分を主節、主節がなければ成り立たない部分を従属節という。
時制の一致は、主節の動詞と従属節の動詞の形を合わせること。
主節の動詞が過去形の場合、従属節の動詞は過去形になる。
ただし、時制の一致には次のような例外がある。次のような場合、従属節の動詞は意味に合わせて自由に決める。
- 主節の動詞が現在形や未来形の場合
- 従属節の内容が不変の真理の場合
- 従属節の内容が今と変わらない習慣の場合
時や条件を表す副詞節
時や条件を表す副詞節は、未来の話でも現在形を用いて表す。
I am going to wear a coat when I go out.(外出する時、私はコートを着ていくつもりだ。)
時や条件を表す副詞節で用いられる接続詞には、次のようなものがある。
| when | …するとき | the next time | この次…するとき |
| before | …する前に | after | …した後に |
| till | …までずっと | as soon as | …するとすぐに |
| until | whether A or B | AであろうとBであろうと | |
| if | もし…なら | by the time | …するまでには |
| when | …するとき | the next time | この次…するとき |
| before | …する前に | after | …した後に |
| till、until | …までずっと | as soon as | …するとすぐに |
| if | もし…なら | by the time | …するまでには |
| whether A or B | AであろうとBであろうと |
tillは公式な書き言葉で、untilは日常の話し言葉で用いられる。
完了形
完了形には、次の3つがある。
POINT
01
現在完了形
have/has + 動詞の過去分詞を用いて、次のような文章を表す。
- 現在までの完了・結果「…したところだ」「…してしまった」
I have just finished reading that book.(私はちょうどその本を読み終えたところだ。)
She has already shipped the package.(彼女はすでに荷物を発送してしまった。)
just(ちょうど)、already(すでに)、yet(もう、まだ…ない)などの副詞がよく一緒に用いられる。
what has become of…は「…はどうなったのか」という意味で、現在までの完了・結果を表す際に用いられる。
- 現在までの経験「…したことがある」
I have been to America before.(私は以前にアメリカに行ったことがある。)
ever(今までに)、never(一度も…ない)、before(以前に)などの副詞がよく一緒に用いられる。
have been toは現在までの経験を表す際に用いられるが、「…へ行ってきたところだ」という意味で、現在までの完了・結果を表す際にも用いられる。
- 現在までの状態の継続「(ずっと)…である」「(ずっと)…している」
My cat has been sleeping since morning.(私の猫は朝からずっと寝ている。)
since(…以来)、for(…の間)などの副詞がよく一緒に用いられる。
POINT
02
過去完了形
had + 動詞の過去分詞を用いて、次のような文章を表す。
- 過去のある時点までの完了・結果「…してしまっていた」
It had been already past the departure time.(すでに出発時間を過ぎてしまっていた。) - 現在のある時点までの経験「…したことがあった」
I had seen that scene before.(私は以前にその景色を見たことがあった。) - 現在までの状態の継続「(ずっと)…だった」
My mother had been sick all the time.(私の母はずっと病気だった。)
過去の状態や習慣を表す際は過去形になる。
POINT
03
未来完了形
will have/has + 動詞の過去分詞を用いて、次のような文章を表す。
- 未来のある時点までの完了・結果「…してしまっているだろう」
She will have been home by 8pm.(彼女は20時には帰宅してしまっているだろう。) - 未来のある時点までの経験「…したことになるだろう」
If I succeed one more time, I will have broken the record.(あともう一度成功すれば、私は記録を更新したことになるだろう。) - 現在までの状態の継続「(ずっと)…しているだろう」
He will have always been concerned about that.(彼はそのことをずっと気にしているだろう。)
主語がI、You、We、Theyの場合はhaveを用いる。
主語がHe、She、Itの場合にhasを用いる。
現在完了形と過去形
現在完了形は、過去の状況に対して、現在の状況がどうなっているかを表すことができる。
現在の状況を表すので、次のような過去を表す単語を用いることができない。
これらの単語を用いる場合は、過去形になるよ。
| then | そのとき | yesterday | 昨日 |
| 2 years ago | 2年前 | last week | 先週 |
| just now | ついさっき | in 2024 | 2024年に |
| in those days | 当時は | – | – |
| then | そのとき | yesterday | 昨日 |
| 2 years ago | 2年前 | last week | 先週 |
| just now | ついさっき | in 2024 | 2024年に |
| in those days | 当時は |
他にも、過去であることが明らかな副詞、副詞句、副詞節と現在完了形は一緒にできない。
過去完了形と大過去
大過去は、過去のある時点よりさらに過去の出来事を表すもの。
過去完了形を用いて表現する。
I heard yesterday that he had quit the company last month.(私は昨日、彼が先月に会社を辞めたと聞きました。)
進行形
進行形には、次の3つがある。
POINT
01
現在進行形
be + 動詞の現在分詞を用いて、「…しているところ」という文章を表す。
I am writing a book.(私は本を書いているところだ。)
また、はっきりと決定している、近い予定や計画も表すことができる。
I am attending the meeting at 9 o’clock tomorrow.(私は明日9時の打ち合わせに参加する。)
be about to 動詞の原形で、「まさに…するところだ」という表現をすることができる。
例:We are about to leave.(私たちはまさにこれから出発するところだ。)
just nowは、「ついさっき」の意味では過去形、「たった今」の意味では現在進行形で用いる。また、「ついさっき」は、a moment agoで表すこともできる。
be always + 動詞の現在分詞で、「いつも…してばかりいる」という表現ができる。
POINT
02
過去進行形
was/were + 動詞の現在分詞を用いて、「…していた(ところだった)」という文章を表す。
I was writing a book.(私は本を書いていたところだった。)
また、過去の動作の繰り返しを表すこともできる。
I was always reading a book.(私はいつも本ばかり読んでいた。)
POINT
03
未来進行形
will be + 動詞の現在分詞を用いて、「…しているところだろう」という文章を表す。
He will be fishing around this time tomorrow.(明日の今ごろ、彼は釣りをしているところだろう。)
進行形と状態動詞
動詞には次の2つがあり、状態動詞は進行形にしない。

状態動詞
状態を表す動詞のこと。
- 物事の状態を表すもの:be動詞、belong、consist、contain、depend、have、live、own、remain、resemble
- 心理状態を表すもの:believe、realize、wish、like、love、understand、remember、want、know
- 知覚を表すもの:look、smell、sound、taste、hear、see、feel

動作動詞
動作を表す動詞のこと。
通常、目に見える変化や動きがある。
run、study、use、eat、talk、write、readなどがこれに当たる。
一時的な状態を表現するために、状態動詞を進行形にすることもある。
She is living in Tokyo for now.(彼女は今だけ東京に住んでいる。)
完了進行形
完了進行形は、進行形と完了形を組み合わせたもの。次のようなものがある。
- 現在完了進行形:have/has been + 動詞の現在分詞を用いて、「ずっと…している」という文章を表す。
I have been working at the company since last year.(私は昨年からずっとその会社で働いている。) - 過去完了進行形:had been + 動詞の現在分詞を用いて、「ずっと…していた」という文章を表す。
Before I retired, I had been working at the company for 10 years.(退職する前、私は10年間ずっとその会社で働いていた。) - 未来完了進行形:will have been + 動詞の現在分詞を用いて、「ずっと…しているだろう」という文章を表す。
Starting next year, I will have been working at that company.(来年から、私はその会社でずっと働いているだろう。)
完了形と完了進行形
完了形と完了進行形には次のような違いがある。

完了形
- 主に状態動詞の継続を表す
- forやsinceが必要
- 継続以外の用法もある

完了進行形
- 主に動作動詞の継続を表す
- forやsinceがあってもなくてもよい
- 継続の用法のみ
時制と副詞の関係
時制によって、使える副詞が異なる。
| 副詞 | 現在形 | 現在完了形 | 過去形 | 過去完了形 |
|---|---|---|---|---|
| nowadays | 〇 | × | × | × |
| these days | 〇 | △ | × | × |
| recently | × | 〇 | 〇 | 〇 |
| lately | △ | 〇 | △ | × |

この記事を書いた猫。
TOEICの勉強中、気が付いたら猫になっていた。
時制