仮定法
現在との距離は過去形
で、心理的な距離は助動詞の過去形
事実との距離は仮定法で表す。
仮定法は直接法の反対で、事実ではない仮想の表現のこと。
直接法は仮定法の反対で、事実をそのまま伝える表現のこと。
仮定法の種類
仮定法には、次のような種類がある。
POINT
01
仮定法過去
If + S + 動詞の過去形 … , S + 助動詞の過去形 + 動詞の原形
もしSが…するなら、S~はするだろう
If it rained, we would stay at home.(もし雨が降ったら、私たちは家にいるでしょう。)
If + S + were … , S + 助動詞の過去形 + 動詞の原形
もしSが…なら、S~はするだろう
If I were a cat, I would sleep a lot every day.(もし私が猫だったら、毎日沢山寝るだろう。)
POINT
02
仮定法過去完了
If + S + had + 動詞の過去分詞 … , S + 助動詞の過去形 + have + 動詞の過去分詞
もしSが…したなら、Sは~しただろう
If she had helped him, he would have come home sooner.(もし彼女が手伝っていたら、彼は早く帰れただろう)
POINT
03
仮定法現在
提案、要求、依頼、命令などを表す他動詞の目的語となるthat節は、should + 動詞の原形または動詞の原形になる。この表現を仮定法現在という。
実際はshouldが省略されることが多く、動詞の原形だけを用いることが自然だよ。
thatの表現について詳しく見る
I recommend that she take a rest.(私は彼女に休むべきだと勧めた。)
POINT
04
仮定法未来
If + S + were to + 動詞の原形 … , S + 助動詞の過去形 + 動詞の原形
もし…ならば、~だろう
実際に起こる可能性があることを表現する。
If she were to succeed, she would become very famous.(もし彼女が成功するならば、彼女は非常に有名になるだろう。)
If + S + should + 動詞の原形 … , S + 助動詞の過去形 + 動詞の原形
もし…ならば、~だろう
万が一起こる可能性があることを表現する。
If is should rains tomorrow, I would play games at home.(もし明日雨ならば、家でゲームをするだろう。)
助動詞の過去形の部分は、would、could、mightのいずれかになる。
wouldは、推測(…だろう)、意思(…するつもり)を表す。
couldは、可能性(…できる)を表す。
mightは、推量(…かもしれない)を表す。
I hope・I wish
I hopeは実現の可能性がある願望を表す直接法、I wishは実現の可能性がない願望を表す仮定法になる。また、I wishより強い願望を表す表現としてIf onlyがある。
- I hope it doesn’t rain tomorrow.(明日雨が降らないといいなあ。)
- I wish I were taller.(もっと背が高ければいいのに。)
- If only I were taller.(もっと背が高ければいいのに。)
仮定法のミックス表現
例えば、次のような文があるとする。
もしあの電車に乗り遅れていたら、私は間に合わなかっただろう。
この文は、「もしあの電車に乗り遅れていたら」の部分は仮定法過去完了になる。
しかし、「私は間に合わなかっただろう」の部分は仮定法過去になる。
この場合、仮定法過去完了と仮定法過去の両方を用いて、次のように表すよ。
If I had missed that train, I wouldn’t have made it in time.
if以外の仮定法
主語、前置詞句、不定詞を文頭に置いて、if以外で仮定表現をすることができる。
- 主語
A leader would understand.(リーダーなら理解してくれるだろう。) - 前置詞句
With more study, I would have passed the exam.(もっと勉強していたら、試験に合格できただろう。) - 不定詞
To see him run, you know he would win.(彼が走るのを見れば、彼が勝つのが分かるだろう。)
ifの省略
仮定法のifを省略する場合、倒置が生じる。
if節の動詞がwere、had、should
の場合によく起こり、それぞれ文頭に持ってくることで倒置ができる。
- if節の動詞がwereの場合(もし私があなたなら、その仕事を引き受けるだろう。)
省略前:If I were you, I would take that job.
省略後:Were I you, I would take that job. - if節の動詞がhadの場合(もし彼が知っていたら、私たちに教えてくれただろう。)
省略前:If he had known, he would have told us.
省略後:Had he known, he would have told us. - if節の動詞がshouldの場合(もし助けが必要なら、教えてください。)
省略前:If you should need any help, please let me know.
省略後:Should you need any help, please let me know.
書き言葉の場合も、ifを省略することがある。
仮定法の重要表現
仮定法には、次のような重要表現がある。
| 表現 | 意味 |
|---|---|
| I wish + 仮定法過去/仮定法過去完了 | Sが…であればなあ |
| I wish + S + 仮定法過去完了 | Sが…だったらよかったのになあ |
| If only + S + 仮定法過去 | ただ…でさえあればなあ |
| If only + S + 仮定法過去完了 | ただ…してさえいればなあ |
| as if + S + 仮定法過去 | Sがまるで…であるかのように |
| as if + S + 仮定法過去完了 | Sがまるで…であったかのように |
| It’s time + 仮定法過去 | もう…する時間だ |
| It’s about time + 仮定法過去 | もうそろそろ…する時間だ |
| It’s high time + 仮定法過去 | もうとっくに…する時間だ |
| If it had not been for …, 仮定法過去完了 | もしあの時…がなかったなら、~だっただろう |
| If it were not for + A | Aがなければ |
| Without + A | |
| But for + A | |
| With + A | Aがあれば、… |
| as if | まるで…のように |
| as though | |
| 前文の内容 + otherwise + A | (前文の内容)がなかったらAなのに |
| suppose + 仮定法過去/仮定法過去完了 | もし…なら |
If it had not been forは話し言葉の場合はwithoutで、書き言葉の場合はbut forやwithで書き換えることができる。

この記事を書いた猫。
TOEICの勉強中、気が付いたら猫になっていた。
仮定法